2023_秋_アイ建築カタログ
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2023年 9月2023年3月に完成した、日本ハムファイターズの新たな本拠地「エスコンフィールド北海道」に行ってきました。当日はゲームが無い日で、キツネダンスで有名なファイターズガールが施設内を見学・案内してくれる「プレミアムツアー」に参加。通常は立ち入ることのできない「監督室・選手ロッカー室・トレーニング室・ダグアウト・ブルペン・記者会見ルーム他」そしてグラウンドまで見学することができましたが、一番感動したのは「開閉型の屋根」を設けたスタジアム。その「建築美」に圧倒されてしまいました。収容人数は35,000人。そして、このスタジアムを含めた「北海道ボールパークFビレッジ」の一部を成し、パーク内に宿泊施設・商業施設・レストラン・マンションなどが建設されています。施工は大林組・岩田地崎建設が請負、約600億円の建設費で、丸3年かけて完成しました。また、スタジアム内には「TOWER11」という象徴的な部分がありますが、これはファイターズの歴史において「既成概念の打破、革新性、先進性」を体現し、今も更なる成長を遂げながら海外で活躍しているダルビッシュ有選手、大谷翔平選手の2選手に対する敬意を表し、両選手の共通項であるファイターズの特別な背番号「11」から命名。そして二人を象徴する「壁画」は来場されたファン一番の「撮影スポット」になっています。また、ファイターズショップや数多くの飲食店があり、それだけでも楽しめる空間が広がっていて、ゲストを飽きさせない工夫が満載です。さて、元々は豊平区の「札幌ドーム」を本拠地にしていましたが、高額な賃貸「殺処分『0』を目指して」今や3軒に1匹はいる「ペット」。それでも飼育放棄や劣悪な環境で育てるブリーダーなどが社会問題化しています。全く個人的な感覚で申し訳ないですが、最近では「ペットショップ」の小さなケージに入れられた犬猫の自らの行く末を見透かしたかのような表情に寂しさを覚えます。1匹でも多くの命が、その意志とは別に葬られることの無い、社会の仕組みづくりが十勝・帯広にもできることを願い、自らも何かできることを模索中。保護活動を積極的に行っている方々へ、ご協力をお願いします。料(年間13億円)、スタジアム内販売収入の減少、多目的施設ゆえの硬直性などを要因に、日本ハムと球団は独自のスタジアム建設を推進し、北広島市長の積極的な誘致活動により、後に札幌市(真駒内公園)の候補地を検討するには及ばなかったという裏話も。世界最大級の奉仕団体『ライオンズクラブ国際協会』331-B地区に位置する、帯広平原ライオンズC第61代会長に就任。スローガンは「笑顔で繋ぐ。絆は奉仕の精神」とさせて頂きました。この3年、コロナ禍の影響でリアルな奉仕活動に影響が出ていましたが、今後は会員相互が今一度結束し、献血の呼びかけ奉仕・交通事故死ゼロの街頭啓発・十勝学園や子供食堂への支援・少年野球大会運営支援・子供図書寄贈などを通して奉仕活動を進めて参ります。07SMILE太田 好啓株式会社アイ建築工房 代表取締役趣味は仕事と猫の散歩ですね。休日は、家内と「ランチ」のお店探しをしています。時に「ハズレ」もありますね。Text by Yoshihiro Ohta September.2023★「TOEWR11」の壁画★保護猫施設「Cat Café Wish」建築美『エスコンフィールド北海道』

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